7日・8日の2日間、「デジタル化・地方創生調査特別委員会」の県外調査に行ってまいりました。初日に「日本マイクロソフト株式会社」にお邪魔しました。この会社は最新のAI技術を活用し、複雑なタスク(セールトークの執筆、プレゼンテーション用の画像生成など)を支援するアプリケーション「copilot」の概要や教育現場におけるAIの活用など最新のテクノロジーを活用している会社です。
社員の生産性や創造性を向上させる働き方改革など、品川本社オフィスの現地調査を行いました。昭和世代の私は驚くことばかりで、まず概要説明にペーパー資料は一切なしで、パワポによる映像のみでどんどん進んでいきます。オフィスの中も机と椅子が並び、ほとんど人がいません。出勤しなくてもリモートワークでどこからでも仕事ができるのです。
質問を入れるとAIが文章で次から次へと応えていく様子にびっくり。また実際にプレゼンの資料の作り方も説明していただきましたが、見事に文章も作成し、表やグラフなどもあっという間に作ってしまいます。委員の皆様からの質問で、教育現場で使う危機感がありましたが、「AIはあらゆるデータの中から適切な答えを瞬時に見つける。教育の進め方が変わってきます。」と言われました。
2日目は株式会社日立製作所に伺いました。ここは顧客のデータに光をあて、経営課題の解決やビジネスの成長に貢献するため、膨大なデータや先進的なデジタル技術を活用しイノベーションを創出するLumadaについて、お聞きしました。DXを加速するための拠点として、「Lumada Innovation Hub Tokyo」をオープンされたとの事で、その現地調査を行ってきました。
日立製作所は、プレゼンテーション画面の画像は一切SNSに掲示しないとのお願いがありましたので、画面の映像はありません。日立製作所ではすでに日本の各地域の自治体と繋がって、少子高齢社会や地元発展のために、どのようなデータを活かし、どのような政策を立てているか、という実態も聞かせていただきました。愛知県にも取り入れていく必要性を認識しました。この会社だけでも膨大なデータがあると思うと、今や世界中で情報が瞬時に飛び交い、それを処理するためのAIが出現となると、将来への不安が・・・私の取り越し苦労でしょうか。